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スロベニアの料理① ヨータ/ JOTA

せっかくスロベニアに来たらスロベニア料理を試してみたいですよね? じゃあスロベニア料理って一体何?! ヨーロッパだから、ソーセージやガツガツの肉料理?! イタリアに近いから、ピッツァやパスタ? 正直全部あります。ここには(笑) みなさん驚かれるのですが、米も売ってます。 アジア や イタリア から輸入しているようです。特にイタリア産のリゾット用の米は丸くて、日本米に似ている感じがします。 イタリア、オーストリア、クロアチア、そしてハンガリーに囲まれているスロベニアは、食事も色々ミックスしています。 しかし、スロベニア料理のうちの一つは、 ヨータ (スロベニア語で Jota )と呼ばれるスープでしょう! これは他の国では食べられないのではないのでしょうか。 豚肉(ベーコンやハム)、ザワークラウト(酢漬けのキャベツ)または酢漬けのカブ、じゃがいも、玉ねぎ、茶色の豆、パセリから作るからできたスープです。ある人はトマトペーストを入れたり、豚の脂(ocvirke)を入れたりします。 これにハムやソーセージをつけて食べる人もいます。 下の写真はザワークラウトで作ったヨータ。ソーセージが添えられています。 下の写真は、酢漬けのカブで作ったヨータです。 味はザワークラウト(またはかぶ)の酸っぱさが効いていて、素朴で、あっさりとしています。 実はこのスープは家庭料理で、スロベニア人は特別にレストランで食べることはありません。 家で作るか、食堂か、山へ登った時山小屋で食べるメニューなんですね。 (値段は4~6ユーロ:2017年の時点)   ただ、山小屋ではほぼザワークラウトで作ったヨータがメニューにあるんです。 私としてはザワークラウトも美味しいけど、カブのヨータがオススメ。 スロベニアに来たら、皆さんにもぜひ試してほしい料理の一つです。 もし美味しいヨータが食べられるレストランがあったら、すぐにお知らせします!

スロベニアのおすすめレストラン:ナポリ風ピザ VERACE

見つけました。 スロベニアで一番のナンバーワンのピザ屋さんを! VERACE(ヴェラーチェ)というナポリ風ピザレストラン。 ナポリ風ピザは、水牛のモッツァレラチーズ、バジル、そして細長いサン・マルザーノトマトを使ったピザ。 シェフはイタリアで修行してきたイタリア人。美味しいわけだ。 下の画像のように外側が膨らんでるのも特徴。 なぜか生地がふわふわでモチモチで中央はうすく、満腹感もありながらお腹にたまりにくいのです。 このレストランは乳牛のモッツァレラチーズが使われてますが、水牛(バッファロー)のモッツァレラチーズに1,5€で変更できます。 人気店なだけあって、混んでました。 スロベニアでピザレストランは、pizzeria(ピッツェリア)と言いますが、食堂っぽい感じがするところが多いんです。 でもここはおしゃれな感じでした。 メニューはナポリ風ピザ定番のマリナーラやマルゲリータはもちろん、オリーブ、ハム、シーフードやマッシュルームを使ったピザもあります。 あぁ美味しそう。 飲み物も充実してます。 スロベニアのクラフトビール、ベヴォグ(Bevog)、ペリツォン(Pelicon)テクトニック(Tektonik)と一般市民が飲んでいるラシュコ(Laško)とウニオン(Union)も用意してあります♪ スロベニアとイタリアのワインも用意してあります。 予算は大体以下の通りです。 ピザ → 6〜11ユーロ ビール → 2,6 〜4,2€ ワイン → 1,2 〜 3,8€ (グラス) ヨーロッパではピザレストランがそこいら中にあるんですけど、おいしいのに会うのは難しいんです。イタリアであっても同じこと! こうして書いてても思い出してまた食べたくなっちゃうーーーー。 3ヶ所ありますが、今回行ったのはリュブリャナ城の下にあります。 リュブリャナは混んでいるのですが、この辺りはとても静かで場所も完璧です。 住所は Streliška 22 Ljubljana, 1000 です。プレシェーレン広場から歩いて5分です♪

スロベニアで結婚するカップルが少ないのはなんでかな?

スロベニアに限らず、ヨーロッパでは結婚しないカップルが増えています。 子供が生まれたから結婚を急ぐってこともないし、 10年以上付き合い、子供もいるけど 結婚しない カップルが 多い のが現実です。 よくいう事実婚ですね。 しかしこれは昔から続く伝統ではありません。 例えば、今40代を超えている人たちは、事実婚よりは結婚している人の割合が多いように思うのです。 では、なぜ今このようなことが? スロベニアの結婚を説明するとともに、 同年代の友人、知り合いを見てきた私なりの分析を発表します!   1. スロベニアの結婚 まず、スロベニアの結婚の流れを説明します。  日本のように、区役所へ結婚届を提出するだけの事務的手続きで済むことではありません。  日本なんて結婚届を家で書いて、保証人が別々にサインして、本人じゃなくて代理人が提出して入籍!結婚!となりますが、スロベニアではそうはいきません。  きちんと 式 をやらないといけないのです。教会式と普通式(市役所やお城でやる)の場合があります。 つまり、友人、家族、親戚など招待客みんなが見守っている中、 神父様、また市役所職員の人が結婚がどういうものかを喋り、(よく言う、晴れの日も、雨の日も......)正装した新郎新婦が「別れません、絶対に」と誓い、指輪を交換します。 そこでようやく、神父様または役所の人間が「結婚届」の紙をだし、当事者が署名。そのあと保証人がサイン。 これで終了なのです。 その後はランチ、またはディナー、飲み会と、続いていくのです。そこまでに行くつくには、様々な段取りがあるんですね。 2. 手続き 結婚(式)をするためには、 いつ、どこでするか、そして誰が保証人になるのかを 、区役所や教会へ事前に報告しなければなりません。 教会で結婚する場合、二人ともカトリック(スロベニアはカトリックです)の洗礼を受けていないといけません。 この時点で誰がどの名字になるかも決めます。ちなみに、ミドルサーネームを持つこともできるし、お互い名字を変えないこともできますし、古風に旦那さんの名字に全部変える人もいれば、お嫁さんの名字をもらう人もいて、全然縛りはありません。 日本国籍を持つ人の場合は、名字は一つま

旅行記: チェスキークルムロウ - Cesky Krumlov

最近の旅行で訪れた街の情報をアップします。 チェコの南部、チェスキークルムロフ(Cesky Krumlov)はその旧市街の美しさで有名です。 1992年に世界遺産に登録され、旧市街にはヨーロッパで二番目に大きなお城、クルムロフ城がそびえ、およそ300もの中世の建物にあふれています。 街のパノラマ   街の歴史 ボヘミア地方の重要な貿易ルートとして、ヴィトコヴチ家によって1253年、13世紀後半に街やお城の建設が始まりましたが、家系が断絶したため 1302年には、ローゼンバーグ家がお城の主となりました。1602年までローゼンバーグ家は続きまして、その間経済、文化、建築、貿易などが繁栄しました。 1602年ハプスブル家出身のルドルフ皇帝が街の主になり、その20年後にエーゼンバーグ家に当主が変わります。1680年代に、ジョアン・クリスチャン1世によって農業、建築、芸術が発展しました。 1719年にはまた当主が変わり、シュワルゼンバーグ家が1945年まで当主となったのです。18世紀から19世紀までクルムロフは経済危機に見舞われ、2度の世界大戦によって街は荒廃してしまいます。 第二次世界大戦後まで、クルムロフの住民の大多数はドイツ系でした。 第一次世界大戦の間にクルムロフを含むボヘミア・フォレスト地域はドイツ領となりましたが、(詳しくはGerman-Austriaと呼ばれてます)、1918年にチェコの軍隊が占領。チェコスロヴァキアが誕生するのですが、1938年再びドイツ(ナチス・ドイツ)に占領されます。 いうまでもなく、二つの世界大戦は街を疲弊させてしまいました。第二次世界大戦後、ドイツ人達はクルムロフを去ります。戦後、チェコは共産主義となり、さらにクルムロフは疲弊。政府は、中世のお城や建物の価値を大事にはしませんでした。多くの人が街を去って行ったのです。 しかし、1989年にビロード革命が起こり、街は徐々に活気を取り戻します。1992年に世界遺産となったのですから、すごいですね。 そんなところへ旅行できて嬉しいー!  クルムロフでやらねばならぬこと シンプルでたった二つ。 クルムロフ城観光  やはりこの街に来たらヨーロッパで二番目に大きいクルムロフ城に来ないとダメです。 自由に入れるというわけ

チェコの伝統料理

旅行中はビールだけじゃなく、チェコの料理も楽しみました! やはり、スラブの国ということでどことなくスロベニア、他の近隣諸国と似ているんですよね。 シカーーシ! ここではチェコ料理の特徴を、スロヴェニア料理を既に知っているの私からの視点でお知らせしますね♪ 一つずつみていきましょう。 うわー!これは伝統的だ!(笑) 両側にあるのは、クニェドリ(Knedlik)と言って、オーストリア、ドイツ、チェコでよくみられるサイドディッシュです。パンに見えると思いますが、材料は小麦粉です。しかし、 茹でられている というのがポイント。 英語では、dumplingと言ったりして、餃子のような意味合いも。 小麦粉を茹でるという調理法はスロベニアにもありますし、ポーランドでは日本の餃子のような料理もあるんですよ。クニェドリはあっさりして、虜になってしまいますよー。蒸しパンのような味です。 赤い野菜はキャベツ。赤キャベツで、酸っぱいが 甘〜い のが特徴です。不思議と肉とソースと合う! お肉はこの場合は鴨。他の鶏肉だったり豚肉の場合もあります。ボリューム満点です。 これもクニェドリがありますね。お肉はビーフ。ソースは根菜とクリームでできていて、Svičkova(スヴィチュコヴァー)というソースです。 クニェドリにもぴったりなんだなー♪🎶 これもチェコならではの伝統料理です。上にあるのはなんとクランベリージャム。赤キャベツではありませんよ。 最もチェコらしく人気の料理だそうです♪ これはゴラシュという料理で、とっっっても簡単にいうとビーフシチューです。ハンガリー発祥の料理でスロベニアはもちろん、南東ヨーロッパで幅広く食べられています。 上の写真は、なんとチェコらしくビールが入っているゴラシュです! ビーフで作られることもあればポークの場合もあるそうです。生の玉ねぎが添えられているのがチェコっぽいんです。 そしてまた、サイドディッシュにはクニェドリ、プラス じゃがいもと小麦粉 を混ぜて茹でた、ケーキのようなものです。スロベニアでは、ツモッキと言いますよ。(単数ではツモック♪) 上に乗っているのはチーズじゃなくて、hren(フレン)という わさび です! 生です。本

チェコのビールがなぜ安い?

チェコへ行って来ました。言わなくてもわかると思いますが、 チェコといったらビール!!! 写真はKrusoviceというチェコビーる! チェコではどこのバーでも観光地だろうと、首都だろうと、田舎だろうとビールは2ユーロ以下!!! 正直、破格の安さですよね。チェコはビール業界の競争率はすごく、値段をあげたところで儲からない。 大きなビールメーカーが業界を牛耳っているというのが現状です。したがって、スロベニアで大人気のクラフトビールはチェコでは人気が出づらいようす。 クラフトビールは大手ビールメーカーよりも製造に資金が必要で、したがって値段も上がる。 安い値段に慣れてしまったチェコ人を相手にクラフトビールを売るのは大変な作業なんですね。 ビール大好きな観光客にとってはありがたいですが、地元で新しい風を吹かせたいと思っている人にとっては分厚い壁なのですね。

スロベニアの学校システム

スロベニアは、なんと小学校から大学の修士課程まで学費を払う必要がありません。 すごいですよね。日本のようにランドセル、制服は無いので子供が好きなようにコーディネートできます。 ある人は貧富の差が見えちゃって嫌だなって言うけど、個人的には自由最高!って思います。 そして日本でいう部活動はありません。スポーツをしたかったら学校とは別に、スポーツクラブに入ります。 音楽をやりたければ、glasbena šola という音楽学校へ放課後に通うのです。 義務教育は9年ですが、日本のように小学校、中学校という区別はなく、9年間子供達は同じ学校で学びます。 本当に日本のシステムはアメリカよりですね。 中学になると高校へ行くか、専門学校へ行くか決めます。 専門学校は日本のように、トリマー、美容師、メイクアップ、調理師、パティシエなど。 高校は、一般、技術系、文系、といったように分かれているんですね。 高校生になると、卒業試験マトゥーラという試験が待っています。 大学へ行きたかったら、この成績がとても大切になります。日本のように、大学ごとの入試はありません。 英語、スロベニア語、数学は必須で、地理、理科、歴史などは選択になり、志望学科によって科目を選択します。 各学部ごとマトゥーラの合格ラインを設定し、学生はそのラインを満たすよう勉強するわけです。 医学部へ行きたかったらそれなりの成績が必要なのです。 意見としては、スロベニアでは割と早い段階から自分が何をやりたいのかを決める必要があるんだなと思います。 そして以外と私の周りには高校を変えたり、大学の学部をさらりと変える人がたくさんいるんです。 初志貫徹ってあんまり重視されないなって実感しました。